FASHIONMUSIC2020.09.1
カルチャーと共に歩む足跡を
今も昔もこれからも刻み続ける
– Dr.Martens 60周年 –
1960年に産声をあげた〈Dr.Martens〉の8ホールブーツは、街ではもちろんバンドやHIPHOPのステージやミュージックビデオで何度も見た、永久不滅のクラシック。かつてUKの不良=スキンズや、THE WHOなどロックバンドにも愛されたアイコンが、2020年で記念すべき60周年を迎える事を知っているだろうか?ストリートなら、そんなバックボーンやカルチャーを知った上で、今っぽくファッションに取り入れるのがマナーだしかっこいいから、改めてDr.Martensの今と昔とこれからの話をしよう。
UKの不良&アーティストの
プライドと反骨精神の象徴に
今の街のユースにとっては当たり前のようにブーツの代名詞である〈Dr.Martens〉の1460 8ホールブーツは、今から60年前の1960年に誕生。発売当時はブルーワーカーと呼ばれる労働者や郵便配達員などが使うワークブーツとして知られていたけれど、だからこそ多くの不良やアーティストたちに愛されたのだろう。頭をスキンヘッドに刈り上げ、タイトなジーンズを履いて集団で街をたむろするスキンズが、労働者階級のプライドを掲げるように8ホールブーツを履く姿は印象的で、映画『THIS IS ENGLAND』などでもそのスタイルが確認できる。そんなスキンズ、モッズなどのアティテュードがロックバンドのアーティストにも広まっていき、”反骨精神”の象徴かのごとくセックス・ピストルズやザ・クラッシュのマストアイテムになっていく事に。そんなバックボーンはここでは語りきれないから、気になる方はぜひスマホでググって、ブランドの奥深さと歴史に触れて欲しい。だけど、〈A BATHING APE®〉や<BEAMS>、〈Yohji Yamamoto〉というストリートとハイエンドの垣根を超えたコラボに、さらには今年話題になったバスキアとタッグを組んだという事実&アイテムを知れば、そのヤバさは十分に伝わるはずだ。
60周年を記念するように
クラシック+aで新しさを
そんなカルチャーと共に歩み続けた60年を記念するかのように、スペシャルな1足がリリースされたと聞けば、チェックせずにはいられない!一見普通に見える写真の8ホールブーツは、ブランドのDNAであるイエローステッチが1周ではなく2周になったダブルステッチ仕様に。そしてオリジナルのヒールループを贅沢に2つ施し裏地はイエローという、細かな部分に粋な遊び心が感じられる1足は、まさに伝統と革新そのもの。こちらのデザインは3ホールのシューズでもメイクされているので、合わせてチェックしていただきたい。一つの枠にとどまることなく、常にネクストを感じるプロダクトを生み出し、カルチャーを巻き込んで化学反応を起こし続けるDr.Martens。いつの時代も街=ストリートにいる人の足元には、Dr.Martensのブーツがある。
Dr.Martens
問 Dr.Martens AirWair Japan
☎︎ 03-6746-4860
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