2021.12.29
全てはファンアートから始まった
本当に好きだから伝わる想いとスキルが
ビルボードを賑わすUSラッパーの元へ
-Sora Aota-
福島在住の19歳のアーティストであり、ここ一年で立て続けにYoung ThugやJuice WLRD、iann diorやLEXなど、ビッグネームすぎるラッパーたちのジャケを手がけ、一部のレーベル関係者の間でも話題のSora Aota。
自分の好きな芸能人やアイドルやラッパーを似顔絵+aの世界観で描き、SNS上にアップされる”ファンアート”を高校時代に描き初め、当初はXXX tentacionといった自分の好きなラッパーをよく描いていたそう。そして今年2月にTrippie Reddがコンテスト形式でジャケを応募していたのをInstagramで見かけ、応募すると見事受賞!そこから勢いに乗り、iann dior、Juice WRLDともタッグを組み、Adobeが行うYoung Thugのアルバム『PUNK』のジャケットコンテストにも受賞したのは、まさにアメリカンドリームとも言える出来事。
『PUNK』のアートワークを見ると、桜の木や蛇に見えるものをラッパー本人とコラージュし、騙し絵のようなデザインは、ただのジャケの域を超え、見るものを自問自答させるアートそのものだ。実際に描く際にillastratorなどの特殊なソフトを使うことはなく、iPadでProcreate(¥1200で購入可能なアプリ)を使用。”弘法筆を選ばず”って言葉があるように、特別なソフトやコネクションなんかなくても、純粋に好きな想いと実力だけで世界に認められるSora Aotaさんの背中が、僕らに勇気を与えてくれる。
- Photograph_Ryo Sato
Sora Aota
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