開催日時:2 月 10 日(木)~2 月 20 日(日)
開催店舗:BEAMS T HARAJUKU
参加ブランド※アルファベット順
AURALEE
Chaos Fishing Club
crepuscule
HOLE AND HOLLAND
JAM
JAZZY SPORT
KIOSCO
MIN-NANO
SAYHELLO
TACOMA FUJI RECORDS
THE GOOD COMPANY
WHIMSY SOCKS
2022.02.12
原宿はいわゆる”裏原”も含めファッションも音楽も、東京の文化を象徴する街のひとつ。BEAMS Tは2001年から”ART FOR EVERYDAY”をコンセプトに掲げ、トレンドが生まれては消えゆく群雄割拠な土地から、Tシャツというキャンバスを軸にアートを発信し続けている。そんなショップ&レーベルが20周年を迎え、その中の様々な仕掛けの一つとして、現在コラボアイテムのリリース&POP UP SHOPが開催中!まだ行けていない人はぜひ足を運んで欲しく、続けることがより難しく大事な時代に、20年を節目にBEAMS Tはどこへ向かっていくのだろう?
セレクトショップのBEAMS Tが20周年を記念し、昨年9月には花井祐介や長場雄、Yabiku Henrique Yudi、TAICHI WATANABEといった9組のアーティストを迎え、アート展を開催。そして今回第2弾であるコンテンツでフォーカスされるのは、”ブランド”だ。それは様々なカルチャーの架け橋であるBEAMS Tだからこその取り組みで、計12のブランドとコラボしたアイテムの販売に加え、1/10~1/20の期間限定で開催中のPOP UP SHOPも見逃せない!初日のパーティでは、HOLE AND HOLLANDやBuda MunkのDJもあり、雪が降るなか多くのお客さんが駆けつけた。そんな集大成とも言えるイベントの様子もお届けしつつ、BEAMS Tの昔と今とこれからについて、ディレクターの水村さんに話を聞きに行こう。
– 今回の20周年のイベントについて、コンセプトがありましたら教えてください。
BEAMS T 水村 – 「BEAMS Tを表現するにあたって、アートだけでなくストリートカルチャーや音楽など、いろんなカルチャーを深掘りしています。だからアーティストだけではなく、ストリートのブランドさんっていう大きい輪まで広げていくという経緯もあって。それはBEAMS Tを表現するにあたり、欠かせない事だと思っていたので、カルチャーを全面に押し出して20周年をお祝いできればと思い、イベントを組みました」。
– 最近はストリートカルチャーの人やモノやコトを発信していると思うのですが、何かキッカケがあったのですか?
BEAMS T 水村 – 「確か2014年か2015年くらいに、僕も忘れはしないけどsayhelloギフトショップというイベントを開催したタイミングくらいから、その手応えを感じたというか。その時にすごい盛り上がって、それを僕ら関係者も見ていましたし、やっぱり方向がこっちに向いていると感じましたね。一つのブランドにフューチャーしたポップアップという形態が初めて成功した形だったんですよ。その時は、”say hello gift shop”っていうタイトルでやりました。今でいうとマーチャンダイズって言葉が定着していると思うんですけど、マーチャンダイズをスーベニア感覚で売ってポップアップアイテムにしたのは当時新しかったと思うんです」。
– 水村さんが2018年にディレクターに就任して以来、意識してきた部分や変えてきた部分はありますか?
BEAMS T 水村 – 「その時からストリートに偏り始めていて、若干アートが弱くなっているのかなって個人的に思ったタイミングなので、原点回帰的な意味合いで、アート、ストリート両軸バランスの取れた構成がいいかなとは思っています。あと、僕がディレクターになる頃は、花井祐介さんや長場雄さんの目まぐるしい活躍によってイラストレーター・アーティストという立ち位置が以前よりもしっかりと確立されてきていて。その活躍を目の当たりにしていた若いアーティストの子達が憧れてどんどんと台頭してきている時代背景がありました。ちょうどBEAMS Tも代替わりによってユース世代とつながりのあるバイヤーや若いスタッフが多く在籍していたので、”ユース世代間で話題になっているネクストジェネレーションの深掘り”という点は意識して取り組んでいます。ストリートで活躍しているグラフィックアーティストや、グラフィティライターさんだったりにフォーカスする事。そういうのって若い世代、同世代のコミュニティーでしか分からなかったりするので、スタッフ間でコミュニケーションを取って、〇〇っていう人がいるんですよっみたいなところから始まったり。僕も若いときグラフィティーとか大好きだったので、別に売り上げが仮に難しくても、チャレンジしたかったという感じですかね」。
– BEAMS Tといえば、いつもPOP UPやイベントをやっているイメージがあって、一週間ごとに違うコンテンツが生まれていたりと他にはない動きがありますよね。
BEAMS T 水村 – 「なんか悪い癖で、とにかく埋めないと不安になっちゃうみたいなのもあります。ショップっていうよりイベントスペース、ポップアップスペースに近いですよね。何かを発信する立場っていうか、それがBEAMS Tなのかなって思っているので行けば何かやっているなみたいな箱になればいいかなと」。
– そんな今までのPOP UPで、印象深いエピソードはありますか?
BEAMS T 水村 – 「ずーっと前に渋谷のBEAMS TIMEっていう場所がピルグリムの2Fにあったんですけど、only nyがそこでポップアップやったときに、NOTE WORKSさんに手伝ってもらって、そこからお付き合いがあったんですよね。たしかその時MD(※主に商品の販売計画を立てること)だったんですけど、自分が企画したんですよね。その時からのお付き合いだったので、僕がディレクターになってもう一度やりたいなと。でもNOTE WORKSさんって家具屋さんじゃないですか?木工職人というか。正直全くTシャツと関わりないんですけど、あの人たちの周りにすごくアーティストさんとかが集まるイメージがあって。で、当日何をやろうかってなった時に、”NOTE WORKSさんの周りにアーティストさんが集まってくる見たいのを原宿で表現したいんです”と伝えて、そしたらなんかみんなが集まるホテル見たいのを原宿で表現しようみたいになって。仲の良かったアーティストさんをフックアップしていって、ホテルのマーチャンダイスみたいなテーマでTシャツを作っていった感じです。
– 実際にやってみて、いかがでしたか?
BEAMS T 水村 – 「めちゃくちゃ苦労しました。笑 アーティストさんのデザインをグラフィックにして表現するのはいつも通りだったんですけど、僕がっていうよりは、NOTE WORKSさんがかなり大変だったとおもいます。基本全て手作りで、内装の家具とかもイチから作ってもらったので。悪い意味で言ってしまうと、コンセプトから外れてる部分もかなりあるんですが、Tシャツだけでは表現できないこともあると思っているんですよ」。
– これからどうしていきたいとか、目標や展望的なモノはありますか?
BEAMS T 水村 – 「うーん、全然ないんですよね。というのも、僕が先代を見ている感じだと、その時代時代に合わせて柔軟に変えてくみたいな感じで。アートっていう一本の筋は通ってるんですけど、ストリートが面白いと思えばストリートをやるみたいな。時代の流れとその時の感じ方によって、発信するものも変わっていければと考えています」。
– ありがとうございます。最後に、今注目しているブランドとかアーティストさんっていらっしゃいますか?
BEAMS T 水村 – 「今回参加するjamってブランドはLAのブランドなんですけど、自分が個人的に好きで。グラフィックにセンスがあって、LAの根幹をうまく表現しているなと思います。日本では全然バズんなそうですけどね。笑 あとは、グラフィティーライターって簡単に足踏み入れてはいけないって思っていて、だからこそすごい興味があるっていうか。いままでマーチって結構あえてやってない方とかもすごい多かったんですけど、僕らを介してもっと広まっていってもいいのかなと思います。でも、自分たちの看板が大きい分、変な方向にもいきやすいのが怖くて、そこは気を遣いながらやっています」。
Collabolation Item
20年のつながりが生む、12のコラボたち
これまで数え切れないほどのブランドとコラボレーションしてきたBEAMS T。2022年を迎え、個人単位でも多くのブランドが生まれては消えていく中、コラボレーションの価値とトレンドに流されない本質を、アイテムから感じ取って欲しい。
EVENT SNAP
Q1.名前 Q2.年齢 Q3.職業 Q4.Instgaramアカウント Q5.好きなアーティスト
開催日時:2 月 10 日(木)~2 月 20 日(日)
開催店舗:BEAMS T HARAJUKU
参加ブランド※アルファベット順
AURALEE
Chaos Fishing Club
crepuscule
HOLE AND HOLLAND
JAM
JAZZY SPORT
KIOSCO
MIN-NANO
SAYHELLO
TACOMA FUJI RECORDS
THE GOOD COMPANY
WHIMSY SOCKS
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