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若手のアイデアと想いを形にし<br>繋がりの先にある大切なものが<br>I&Iとrajabrookeの制作秘話に宿る

若手のアイデアと想いを形にし
繋がりの先にある大切なものが
I&Iとrajabrookeの制作秘話に宿る

オープン当初からレゲエをルーツにする渋谷の神南町にある古着屋〈I&I〉は、古着だけじゃなくブランドとのコラボアイテムも熱い。毎度即完売になることが多く、欲しくてもGETできない人が跡を立たないからこそ、その背景にはきっと目には見えない大切なモノがあるはず。そこで今回は、I&Iとrajabrookeによるコラボアイテム”HIJAB NECK WARMER”の制作背景を紐解いていきたい。

そもそもI&Iのスタッフといえば、ブログのタイトルにも付けるほどの“フードフェチ”。いまから遡ること約2年、元スタッフの田波君が晩酌中に思いつき描き始めたのが、本コラボの原点でもある、フードのイラストスケッチだったそう。それはドローコードとツバ付きのフードが口元まであり、ネックウォーマと一緒になった、いわゆるフードウォーマー。早速製作したい想いをオーナーの川島さんに伝えて数日後、川島さんが何気ない深夜の電話にて製作の依頼をし、快く引き受けたのが〈rajabrooke〉のデザイナー牛田さんだったのだ。すぐにイメージは固まったけれど、そこから「キレイなフードの形をどう出すか?」「ドローコードをどの位置に入れるか?」「生地には何を使うか?」など様々な試行錯誤のなかで、約1年の改良を重ねて出来上がった(去年12月と翌月にも再販されたが、即SOLDOUTのため激入手困難)。ちなみに、HIJABという単語は頭や体に覆う布を意味し、髪の毛や肌が見えないように女の人が頭に巻いているアレ。rajabrookeのルーツでもあるマレーシアでは、露出を控える女性たちにとって、ヒジャブが生活に欠かせないモノなのだ。

そんなカルチャーへのリスペクトや、田波くんのアイデアと想い、そしてその想いを形にした川島さんや、牛田さんの姿を想像すれば、より受け手側もアイテムへの愛が深まるはず。i&iのコラボには、繋がる力の先にある大切なモノがある。

  • Photograph _ Ryunosuke Kanaya
  • Stylist _ Daisuke Deguchi
  • Model _ Hikaru Tanami

INFORMATION

問 : I&I
HP : iandi store.com
Instagram : @ini_store

問 : rajabrooke
HP : rajabrooke.com
Instagram : @rajabrooke_asia
Tel : 06-7507-1458

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