![釣りという自然との勝負が<br>東京スケーターをアツくさせる](https://ollie-magazine.com/admin/wp-content/uploads/2020/12/1_メインカットPC.jpg)
FASHIONFEATURESKATE2020.12.1
釣りという自然との勝負が
東京スケーターをアツくさせる
シーバス釣りだったら、東京湾ほどアツい場所はない。海をグルっと囲むような地形には多くの魚が集まり、河川や運河や港湾といった豊富なスポットは、一部のラッパーやスケーターを夢中にさせる理由のひとつ。コンクリートジャングルな東京といえど、釣れそうな場所を何箇所も巡ったり粘ったりして、ようやく魚を吊り上げた時のワクワク感は、対自然じゃないと味わえない感覚そのもの。自分好みのルアーをディグって何を使うかを考えるのも深くて楽しいし、シーバス釣りのファッションは黒をベースにしたウェアが多くて、どちらかというとモードっぽい雰囲気も今の気分にピッタリ。そこで、シーバス釣りを始めたい人にとったら、実際どんな服を着てどんな場所に行っているのかが気になるから、渋谷のI&I、原宿の<FTC>、祐天寺の美容室Guru’s Cut & Standで働く3人のスケーターの一日をお届けしたい。
21:00
仕事終わりに渋谷で集合
3人のスケーター(左上の写真_左からI&Iスタッフの田波くん、FTCスタッフの海都くん、Guru’s Cut & Standのタカネくん)が仕事終わりに集合したのは、渋谷の上州屋。ここがお決まりの集合場所で、釣りに行く前に(営業時間内であれば)、ルアーやギアをチェックしてから向かうのだとか。タカネくんのようにスマホのアプリで、当日行く釣り場の潮見表などを事前にチェックしておけば、釣果の期待度も上がるかも?
22:00
目的地への道中に情報交換
季節によって”どの場所でどのルアーを使ってどう釣るか”が変わる釣りの世界は、思っているよりも広くて深い。だから「あの人があそこの場所で釣れたらしいよ」とかの情報交換や、ネットの口コミサイトに目を通しておくことも大切だ。スポットへ電車で向かう移道中は、テンションが高まる時間の一つで、楽しみにしていたイベントとか気になるショップに向かう時の感覚とちょっと似ているのかも。
23:00
目的地のスポットに到着
最寄駅からスポットに向かう道中にラーメンを食べて腹を満たし、到着したらすぐに釣りの準備を開始。〈AbuGarcia〉のジャケットや、最近ヴァージル・アブローのInstagramに登場したりと話題沸騰中のブランド〈Creek〉のバックといったアイテムを装着。加えて、水面のベイトをチェックするために、ヘッドライトも持っていけば◎。15分〜20分ほどで黙々と準備を進め、釣り場へ移動。
02:00
@田町駅近辺
釣りを始めると、みんな極力音を立てないように(シーバスを刺激しないため)会話を避け、黙々とルアーを投げる&リールを巻き取る作業を続ける。あまり同じ場所に長居し過ぎず、こまめにスポットを変えていくことも重要で、2ヶ所目のオレンジライトが光る場所はかなりアツいポイント。だけどこの日は釣れなかったので、諦めてタクシーで最後のスポットへ。
04:00
@中の島公園
早朝の日が上がる前後は”あさまづめ”という魚がエサに食いつきやすい時間帯なので、そのラストチャンスを狙って海から少し離れた場所へ。このスポットでギリギリまで粘るも、残念ながらこの日は釣れず断念…。初心者がシーバスをルアーで釣るには1年かかることもあるって聞いたことあるし、そう簡単にはいかないけれど、それこそが一度ハマったら抜け出せない魅力でもある。それに、釣りはスポットを巡る&探すことや、釣った瞬間の喜びを含め、スケートとすごく近い気がする。細かいテクニックの話とか、釣りに興味があるって人は、この3人に話を聞きにお店に足を運んでみるのもアリかもしれない。
- Photograph_Hideaki Nagata Design_Haruna Kimura
PROFILE
佐々木 高嶺(Guru’s Cut & Standスタッフ) @tane.___
笹本 海都(FTC原宿スタッフ) @_kozakana_
田波 輝(I&Iスタッフ) @rideonclouds
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