![STREET NY WITH A-THUG<br>Vol.2 Downtown,NY](https://ollie-magazine.com/admin/wp-content/uploads/2023/01/ollie_a-thug_web_3-1.jpg)
2023.01.23
STREET NY WITH A-THUG
Vol.2 Downtown,NY
伝説的なHIPHOPユニットSCARSのリーダーとして、川崎から日本中へハスリング ラップを広めたTonyことA-THUG。本連載では、ニューヨークに拠点を移し活動する本人ならではの目線で、煌びやかな街並みとゲトーなストリートが混在する、ニューヨークのリアルをお届け。第二回目となる今回は、ラッパーの壁画やグラフィティ、更には路上のハスラーなどが犇めき合うダウンタウンエリアを中心に、ローカルのみぞ知るホットな場所&人をご紹介。
Rest In Peace “Great Rappers”
これはSTICKYのビッグピクチャー(こっちだと壁画のことをこういうんだよ)。とにかく彼をはじめ、亡くなったラッパーや偉人が壁になっちゃうわけだね、ニューヨークとかでもそう。OL’ DIRTY BASTARDとか、DMXとか、今回亡くなった方たちの何人か上げたんだけど、俺に取ったらMobbDeepとか、当時の影響を与えてくれた人達はみんな神の様な存在と表現しています。あとは街中で見かけたWu-Tang Clan、Kiing Shooter & D-Blockのグラフィティですね。RaekwonとかGhostface Killarとか、彼らはBenzに乗ったり、クージー着てギャングみたいな格好してましたよね。でも結局みんな人間だからね。この人たちもドラッグプロブレムを抱えていて、黒人問題やニューヨーク社会の問題とかも闘いながら、音楽作っていて、、俺からしたらそれすらもクールに思える。ほんと俺にとったら、みんな大先輩だからね。そんな思いも込めて、追悼の意味も込めて撮った写真です。
Smoke Blunt on train LOL
街でチャリに乗っている写真から。これは俺がダウンタウンのチャイナタウンを走っているんだけど、ニューヨークはチャリ持ってれば基本的にどこでも行ける。電車にのせて移動することもできるし(バスはちょっとつらいけど)、ニューヨークは狭いから移動には便利なんだよね。日本も電車のせられたらいいよね。そこはほんと日本とアメリカで違うかな。そしてニューヨークでは地下鉄のホーム内で寝ている人がたくさん。電車の中でもブランツとか吸う人がいるくらいだからね、カオスな街です。これはニューヨークでしかみない光景だね。あとは、ネオンが光っているフッドのコンビニについて。夜は撮影するの危ないから早朝に来てみました。ここなんだけど、ランプが壊れて消えかかってて、デリグローサリーて文字がエルグローサリーってなってるんですよ。なんか分からないけどかっこよかったんんですよね(笑)。そして ここの前にテントがあるじゃないですか、これは売人達が建てたテントでね、売人3〜5人くらいがいて普通にウィードを売ってるんですよ。近くには煙突がたってたり、NASが経営するスポーツバーもあったりしますね。そう言えば最近ミッドタウンに謎の青い建物が出現しました。話を聞いてみるとCookiesっていう、ガンジャ屋?らしく、洋服とかも売っているのだとか!?こっちだとカッコつけてガンジャすわなくても普通に吸えますって感じ。町中にディスペンサリーがあるからね(笑)。
Big shoutout to “Legends”
この前ちょうど見つけた5BORO(NY発祥のスケートブランド)のステッカー。横浜のスケーターでイーさんってレジェンドスケーターがいたんだけど、当時彼は5BOROのライダーとして活躍してて、自分がスケートを始めるきっかけにもなった偉大な人です。あと無也さんと着ているパーカーは自分のアルバムのジャケットが描かれていますね。デザインはニューヨークに住んでいる画家のシュウトオカヤスさんがやってくれました。もう販売はおわっちゃたんだけど、かなり気にいってるデザイン。最近だと他には、Drakeと21SavageのVOGUEのポスターとか、Supremeのムービーポスターも街中に貼ってありましたね。彼らはDowntownでもよくすべってて、おしゃれに魅せててかっこいなって思いますよね。Black Eye Patchの面々もこの前きてくれて、フォトグラファーの小浪さんをリンクしてくれました。本当に”ビッグアップ”です。
Profile
川崎を中心に、年代から日本のHIPHOPシーンを支えて続け、今はNYへ拠点を移したTonyことA-THUG。ハードでいて、優しさも詰まったリリックは、リスナーの心に最短距離で突き刺さる。
Instagram:@athugscars
Twitter: A-THUG@a_high_044g
![](https://ollie-magazine.com/admin/wp-content/uploads/2023/01/LINE_ALBUM_221025_28.jpg)
RECOMMENDED FOR YOU
-
無限のアイデアと実現するパワーで
時代をつくるアーティストたち
VOL.01
TENGAone2020.05.20
-
横乗りカルチャーをきっかけに
一生物のネックレス作りを
-Dill x TENBOX-2023.03.6
-
1つの元ネタが2つの音色で蘇る
LA&カナダの2人が放つビートを
– CaLAmel P.Budz Butter –2020.07.10
-
イエローブーツのDNAは
カタチを変えて次の世代へ
– Timberland Madbury –2020.09.14
-
UKが誇る不滅のクラシックが
60年の時を経てネクストへ
– Dr.Martens –2021.02.12
-
足元からゆるいマインドで
暗闇で光っちゃうよ?
– Chaos Fishing Club × Crocs –2020.05.28
-
あたらしい価値観を武器に
ネクストを走る表現者と共鳴
– LACOSTE L001 –
vol.2 MOMENT JOON2021.09.2
-
– YOUTH OF TODAY –
五人五色を等身大のラップに乗せた
“コレクティブ”という憧れのカタチ
Vol.03
Sound’s Deli2020.08.27
-
ユースの日常を彩るのは
遊び方と老舗の洋服
– Levi’s® –2024.04.9
-
釣り堀に行く
-寿々木園-2020.10.24