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ブロンクスから世界の頂点へ<br>“King of Skateboard”の象徴<br><br>Tyshawn Jones<br>

ブロンクスから世界の頂点へ
“King of Skateboard”の象徴

Tyshawn Jones

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数々の偉大なラッパーを排出した街として知られる マンハッタンのハーレム地区。そんな街に位置する地下鉄の駅 145stで、駅のホームをキックフリップで超えるという常人離れしたフッテージを残したTyshawn Jonesは〈Thrasher Magazine〉がオーガナイズする「SOTY(Skater Of The Year)」に選出され、その名を歴史に刻み込んだ。そして時は流れ2024年を迎えた今、Tyshawnが手がける〈Hardies Hardware〉と、NYの伝説的音楽レーベル「Victor Victor Worldwide」のコラボがキッカケとなり日本への緊急来日が決定!誰もが「今一番気になるスケーター」と声を揃えるTyshawnの頭の中を覗くため、今コラボのきっかけや未だ謎のベールに包まれているライフスタイルについて聞いてみた。

NYの街の流れに引き寄せられ
シーンを牽引する2人が共鳴

-まずは二人が出会ったきっかけについて教えてください。

Tyshawn Jones:当時フェラーリをオーリーで超えるっていうのを一つの目標にしてた時があって、その時に共通の知人から 「Victor Victor Worldwide」のディレクターSteven Victorを紹介してもらったんだ。だからその時に撮った写真が今回のデザインソースにもなっているよ。

-コラボの経緯にはどんなストーリーがありましたか?

コラボの経緯はかなり自然発生的な流れだった。 元々俺らは友達だったから、やらない理由もなかったしね。二人で話していくうちに、折角なら日本でPop upも含めたカプセルコレクションをやろうってなった感じだね。

-デザインはどういう風に考えていったんですか?

今回コラボをすることになって、話し合っていくうちにまずは両者のシンボル的なデザインを採用しようって話になったんだ。「Victor Victor Worldwide」には犬のロゴがあって、〈Hardies Hardware〉には拳のロゴがあったから、まずはシンプルにそれを組み合わせた。そしてさっきも話した“フェラーリ”の写真は、二人の出会いのきっかけだったから絶対に使いたいと思ってたよ。

-なるほどですね!少し話が変わるのですが、〈Hardies Hardware〉はどういう流れで誕生したんですか?

元々は友達とのふざけた遊びの中から生まれたブランドだね。ローカルの遊びで“Two For Flinches”っていう掟みたいのがあって、例えば誰かが殴りかかるフリをした時にびびったら、2回パンチをくらわなきゃいけないんだ(笑)。〈Hardies Hardware〉のロゴが拳なのはそれがきっかけ。

-今までの作品でお気に入りのデザインがあれば教えてください。

オリンピックの表彰台で拳を突き上げている写真をTシャツにデザインしたんだけど、その写真はすごい好きだね。ブランドのロゴにも似ているし、その画像が何を表しているかということも自分にはグッときたよ。

-普段どんなものから影響を受けていますか?

これといって具体的なものはないんだけど、その時々で自分がフィールしたものが自然とインスピレーション源になるんだ。それを自分なりに解釈して再構築していくって感じだね。基本的にはそれの繰り返し。

-今回両者ともNY発のチームだと思いますが、NYのブランド同士のコラボに特別なこだわりはありますか?

特段とそれを狙ってきたわけじゃないんだけど、 ブランドのアイデンティティを考えた時にNYのブランドとマッチすることが多かったんだ。個人的な関係性的にもやっぱりNYの人が多いし、それがよりナチュラルな流れなんだったと思う。ただ意図的に狙っている訳ではないね。

-特にNYのどんなところが好きですか?

とにかく街のエナジーが好きなんだ。何事に関してもみんなペースが早くて、自分も多動症みたいなとこがあるから常に動き続けることができるのが合っていると思う。街中を走り回って、常にやることをやるっていう動き方ができる街だね。 他の街にも何度か行ったけど、自分のマインドにはマッチしなかったんだ。だからニューヨークはやっぱりナンバーワンだよ。

-NYで言えばHIPHOPの聖地ですね! 普段どんな時に音楽を聴いてますか?

どんな的でも音楽は聴いているね!スケートしている時も チルしている時も。スケートする時はガッツリ気合いの入るHIPHOPを聴いたり、女の子と遊ぶ時は落ち着いた 曲を聴いたり、その時のムードによっても変わってくるかも。好きなのはKing VonやLil Durk。主には HIPHOPやR&Bが好きだね。

-間違いないです!最近はどれくらいの頻度で滑ってますか?

プロジェクトがあるときはほぼ毎日滑っているし、逆に週1回しかやらない時もあるよ。今はあるプロジェクトに向けて動いているから、気持ちが乗って来ればハイペースで滑ることになるかもね。

-逆にスケートしてない時の過ごし方は?

本当にその日によるんだけど、不動産を見に行ったり、家の内装を整えたり、友達とゆっくりしたりとかかな。色々やってるよ!

有難うございます!次のプロジェクトも楽しみにしています。

Victor Victor Worldwide
x Hardies Hardware

-Collabo Pop Up-
@OTSUMO PLAZA

住所:東京都港区南青山5丁目12-24
TEL:03-6427-9625 営業時間:11:00〜19:00

本日5月25日(土)より、NY発の音楽レーベル「Victor Victor Worldwide」とTyshawn Jones が手がけるブランド〈Hardies Hardware〉とのコラボコレクションが東京・南青山のコンセプトショップOTSUMO PLAZAにて先行販売を開始する!また翌日の26日からはHUMAN MADE ONLINE STOREでの販売もスタートするのでお見逃しなく!そして、5/25(土)に今回のコラボレーションアイテムをお買い上げの方は、先着順でTyshawnに会うことができ、サインや一緒に写真を撮れるチャンスがあるみたいなのでお見逃しなく!

 

  • Photograph_Hideaki Nagata
  • Translation_Saori Ohara

Tyshawn Jones

Profile
NYのブロンクスで生まれ育ち、圧倒的なバネと伸びのあるスケートでシーンを席巻してきたTyshawn Jones。若干14歳にして〈SUPREME〉の名作『CHERRY』に出演し、ADIDASからシグネチャーモデルのリリース、そして2度のSkater Of The Yearに輝き、若くしてスケート界のチャンプへと上り詰めた。現在は自信がディレクターを務める〈Hardies Hardware〉や〈King Skateboards〉を通してシーンの底上げをおこなう傍ら、新たなプロジェクトに向けて止まることなく進み続けている。
instagram: @tyshawn

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