2025.01.20
街のキッズに夢を与えるため
念願の国内初ストアを原宿に
-BABYLON HARAJUKU-
2015年にLAで産声をあげ、ローカルのコミュニティを支え続けてきたストリートウエアブランドの〈BABYLON〉。そんなブランドのルーツはディレクターのLee SpielmanとGarrett Stevensonが所属しているハードコアパンクバンド、 “TRASHTALK”の曲を聞けば分かるように、パンクやグラフィティにスケート、 いい意味で男臭い世界観が魅力的だ。そして、これまで幾度となく世界中のヘッズ達を唸らせてきたBABYLONが、なんと生誕10周年を迎える2025年を目前に、兼ねてから目標にしていた東京ストアオープンを計画しているというニュースが舞い込んできた! (2024年12月14日に無事オープン)そこでOllieでは、『BABYLON HARAJUKU』の オープニングをお祝いするために、Lee&Garrett へのインタビューと本誌プロデュースによるシューティングを敢行!BABYLONがこれまで積み上げてきた歴史と、ニューストアのオープンに込めた熱い想いを、原宿で撮り降ろしたヴィジュアルと共に感じ取ってほしい。
LAからTYOへ
BABYLONが東京に出現
−今回は取材を受けてくれてありがとうございます!まずはお二人の出会いについて聞かせてください。
Lee Spielman(以後Lee): 俺(リー)とギャレットは出会ってからもう20年以上になるよ。 音楽もブランドも遊びも全てを共にしてきたし、ストリートにお互いの人生を捧げてきた。
−当時から二人はカルチャーに興味を持っていましたか?
Lee : そうだね、俺らが出逢ったきっかけもハードコアの音楽だったよ。 ギャレットはその時既にグラフィティーにも興味があったから、小さい時によく俺を駅に連れていってくれたりしたんだ。これはやってよくて、これはダメとかたくさんのルールを教えてくれたよ。ある意味その時間が二人の信頼関係を高めてくれたと思っている。
Garrett Stevenson(以後G): 一緒に音楽をやって、 グラフィティーもやって、自然とカルチャーが俺らを強く繋げてくれたんだと思っている。
Lee: 同じ場所にいて、同じことをずっとやっていたし、共通の仲間もたくさん周りにいたんだ。その中でも、二人が好きなカルチャーは少しずつ違っていたから、それぞれの好みを上手くミックスして一つの作品としてアウトプットしてきたね。
−最初に日本に来たのはいつ頃でしたか?
Garrett: 正確な日ははっきりと覚えてないんだよね。だけど、日本に来てからもう15年か16年くらいが経っているよ。 バンドのツアーやライブショーでよく日本に来ていて、大きいフェスから小さいステージまで色々なところでライブをしてきたから、日本への思い入れは特に強いと思っている。音楽を聴いてくれるファンの人も、 友達も、皆かなり長い付き合いになるんじゃないかな。俺らにとって第二の故郷と言っても過言ではないよ。
−初めて日本に来た時の印象について教えてください。
Lee:そうだな〜、ライブした時の印象で言えば 日本のオーディエンスはとても謙虚でアーティストにリスペクトがあると感じたよ。だけど音がブレークする瞬間、 人々は豹変するんだ。180度人が変わったように全力で音楽を楽しんでいる姿は今でもハッキリと覚えているよ。 それを見た時に気づいたのは、日本人は音楽やカルチャーを日々のストレスのリリースとして楽しんでいるということ。 日本の人は学校や仕事にかなりシリアスに向き合っているからそのギャップがすごく興味深かったよ。
−日本で演奏したライブで印象的なシーンがあれば教えてください。
Lee:ある日サラリーマンがスーツ姿にトランクを持ってライブに来てくれたことがあったんだ。そして、音が鳴った時、彼はそのトランクをぶん回してステージからドロップしたんだよ、スーツ姿でね(笑)。あんな最高なステージジャックは今までなかった。普段から気を使って過ごしている日本人が、このカルチャーに居場所をみつけて、 そこで自分を100%で表現している姿は印象的だったよ。
Garrett: 日本の社会では特に、日々のストレスや鬱憤を晴らすことが難しく なっていると思うんだ。だからこそ日本ではパンクやHIPHOPが 大きなシーンになっているのかもしれないね。これはサブカル全般的に言えることなんだけど、外側の圧やプレッシャーから解放されるためにコミュニティーは強く団結しているんだ。それがファションだろうがHIP HOPだろうが、自分が熱中しているもの全てに人々を繋ぐ力があると信じている。
Lee: 何か最悪なことが起きた時に心の拠り所となるスペースがカルチャーそのものなんじゃないかな。
−カルチャーは自分の居場所とも言えますよね。
日本と海外で差を感じることはありますか?
Lee:例えば世界中のキッズ達を見た時、特に大きな違いはないと思っているんだ。どこに住んでいようが、同じ音楽を聴いているし、同じ服を買っているだろ。唯一違うのは言葉の壁だけだと思うよ。
Garrett:カルチャーは世界共通なんだよ。言葉がなくてもフィーリングで通じることができる共通言語だよね。例えば好きな服を着ていた時、言葉がわからななくてもドープだね!って感覚で通じ合えるじゃん。大切なのはその感覚だと思うよ。
−今年でブランドの10周年を迎えますが、このタイミングで日本にストアをオープンしたのには何か特別な想いがありますか?
Garett:最近はブランドにより多くの時間をかけるようになったし、プロダクトにも真摯に向き合うようになったと思う。その集積がこの東京オープニングにもつながっているはずだし、東京ストアはずっと目標に掲げていたことの一つだったんだ。だから10周年にオープンするチャンスを掴むことができてとても嬉しいよ。
Lee:俺らがネクストレベルに行くためには、東京でストアをオープンすることが必要不可欠だったんだ。そして、キッズたちにも本当に信じてれば夢を叶えられるんだってことを証明したかった。自分が年を取れば取るほど、キッズたちに夢を与えることの大切さを感じるよ。誰にだって夢は持てるし、願い続ければそれを叶えることだってできる。それを証明するキッカケになっていれば嬉しいね。
−原宿ストアのコンセプトについて教えてください。
Garrett:まず第一に、BABYLONのコミュニティをベースにストアデザインを全て考えている。 どうやったら周りの友達がここに集まって、ゆっくりできるかとかね。 人が交差してカルチャーが生まれる場所をイメージして考えていたよ。
−ネットが主流の現代ですが、何故新たなお店を出す決意をしたのですか?
Lee:全てネットで完結するからこそフィジカルで人と交流できるスペースが必要だと思ったんだ。例えばBABYLON のLAストアには店の裏にスケートランプがあったり、 バーベキューをできるスペースがあって、人が自然と集まって交流できるようになっている。 こういう発想がまさにBABYLONにとって大切なエレメントの一つなんだよ。今の若者にもオンラインだけでなく、リアルなコミュニティースペースが必要だと思う。俺とギャラットは環境にも恵まれいてたから、小さい頃からパンクショーやライブにいけばそういう場所が周りにあった。それは間違いなく今にも繋がっていると思うよ。
−最後に、BABYLONにしかない強みを教えてください!
Lee&Garrett:特にこれに影響されているとかはないんだけど、 やっぱり自分たちがこれまで1000以上のライブを 世界中で回ってきた経験は今にも繋がっていると思う。 それを音楽や言葉で人々に伝えたり、クリエーションに落とし 込めるのは俺らだけの強みだと思っているし、ファッションでも、 スケートビデオでも、それに使うBGMだって、その全てが “BABYLON” のクリエイティブの象徴なんだよ。 見え方やトレンドを追うブランドは多いと思うけど、 俺らは“自分”を表現しているから、それが他との違いかもね。
- Photograph_Udai
- Styling_Kei Hashimoto
- Model_Yuga & Sein
INFORMATION
Babylon HARAJUKU
住所:4-CHOME-28-7 JINGUMAE SHIBUYA, TOKYO JAPAN
営業時間:11:00 – 7:00
WEBサイト:babylon.la
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