FEATURE2020.07.29
自分の音楽をレペゼンするように
ユニフォームとして着続ける
– dodo –
7/17に2ndアルバム『normal』を発表したラッパーのdodoが選んだのは、いつも着ているあのTシャツ。10goqstudio(dodoの自宅の一室にあるスタジオ名)がイラストで刻まれたこちらは、去年に限定50枚で販売されたものだから、ファンにとってはかなりエクスクルーシブ。だけど話を聞けば「あんまり愛着はなくて、作業着みたいな感じですね」と、あっけらかんと話すこのTシャツには、一体どんな想いが込められているんだろう?

一貫したストーリーが大切で
HIPHOPの歴史的瞬間もそばに
dodoといえば自身でTシャツを作ったり、KOHHを中心としたメンバーで衣服や映像等も製作するブランド〈dogs〉や〈TOGA〉ともコラボしていたから、意外とTシャツのイメージが強い。この異色のコラボが実現した時はびっくりしたけれど、実は以前取材させていただいた事がキッカケになったのだとか。「以前Ollieの表紙を撮っていただいたカメラマンの鈴木親さんに、その時気に入っていただいて紹介してもらった流れなんです。ちょうど撮影のときに飾ってあった、自分でイラストを描いたTシャツを見て、“これ、使っていい?”という話になって、それをコピーして作りました」。そんな嬉しいエピソードを挟みつつ、ここで本題に入ると、今回彼が着ているTシャツのイラストは“10goqstudio”の文字が10、↑(=go)、9、studioの文字で形成されている事が分かる。Instagramでもたまにイラストをアップしたりしているから、絵を描くのが好きなのかと思い聞いてみると「普段は描かないですね。怠けるのが好きなので、それこそ“Tシャツを作る”っていう目的が無いと描かないです」とのこと。「このTシャツはやっぱRed BullのRASENの時に着てたっていうのが大きいです。自分が出た回も特別な感じがしたし、あの歴史的な場所で着ていたので」。でも冒頭で話したように、特に強い愛着があるわけでもなく、作業着のような存在だと言ってのける。「このデザインを作ったんで、とにかくプッシュしたいという想いがあって。何事も一貫性が重要だと思ってて、例えばこのTシャツが気に入らなくなって違うのを作った場合に、いわゆるストーリーが無くなっちゃうじゃないですか?だから意地でもこのTシャツのイメージがつくように着続けてます。いまYoutubeの動画とかでもプロデューサータグが出る瞬間に、このロゴを出すのを一応いつも意識してて。僕の音楽やプロデューサーネームにおける一貫性のあるストーリーの継続がこれなんで」。確かにTシャツだけでなくアルバムのジャケも前回同様、Garage Band(音楽製作ソフト)の画面を模したデザインになっていて、ソレも彼の大切にする一貫性というものなのだろう。だからこそ 、その言葉には説得力があって、そういえば最新アルバム内の曲(normal – story)でも「ストーリーがストーリーを生み、抜いてくれる俺らの汚い膿」って言ってたっけ。
- Photograph_Hidetoshi Narita
dodo
神奈川県川崎市中原区在住の25歳のラッパーで、7/17に2ndアルバム『normal』をリリース。普段Tシャツは服屋で買うけど、最近は水木しげる記念館でゲゲゲの喜太郎Tシャツを買ったりと、お土産感覚で入手することの方が多いのだとか。
@dodo_fnt_pokimonisforever
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