FEATURE2020.07.22
古着からノスタルジックな時代背景を知る
– Arms Clothing Store 下北沢 –
昔の映画を観て、当時の着こなしや音楽からノスタルジックな気分に浸るように、古語からも時代背景を学びたい。いわゆるウンチクでしか古着を語れないような人たちもいて、それがクールかって言ったらそうじゃないけれど、ここで伝えたいのはあくまでTシャツをキッカケに、今まで知らなかった世界に触れて欲しいってこと。例えば「当時はこうゆう音楽が流行ってたんだ」って普段聞かないジャンルを知るのも面白いし、時にはどこかの小さいサッカークラブのTシャツみたいな、ググっても100%ヒットしないローカルすぎるモノに想像を膨らませたり。Arms Clothing Storeの山崎さんが「Tシャツを買うのは、レコードのジャケ買いみたいなもの」と言うように、パッと見のデザインがカッコよければ、それでいい。ただ、そんなTシャツのデザインをさらっとスマホで調べてみて新しい世界と出会うことで、自分の視野がグッと広がるかもしれない。
新しいカルチャーに出会える1枚を
ここでは、マネージャーの山崎さんがオススメする5枚のTシャツを紹介。音楽に映画に当時のニュースものなど様々だけど、このセレクトには「今まで知らなかったカルチャーを知って欲しい」という山崎さんの思いが詰まっている。

Art BlakeyのTシャツ
「Art Blakeyはジャズのドラマーなんですが、パリで行われた58年のライブの写真で、しかもこれはハーマンレナードっていう、1940年代からジャズの黄金期を撮り続けた人のモノ。当時はLIVEとかで何回か来日していたので、Art Blakeyは日本にも愛着があるらしいんですよね。古着ってバンTのイメージがあるから、一般的には火のつきにくいモノだけど、この1枚からたくさんのことを知れるのが面白いです」

The chemical brothersのTシャツ
「The chemical brothersが90年代に出した、多分非公式のアルバムかEPのTシャツですね。これはかなり定番なんですが、大きめのサイズで探すと中々無くて。あと、今の若い子たちの音楽の入りがHIPHOPだったりすることが多いから、あえてこうゆうのも置いています。今年もしかしたら日本くるかも知れないし、HIPHOP好きな人が着てたらかっこ良くないですか?」

QuasimotoのTシャツ
「これはQuasimotoっていう、MadlibのサイドプロジェクトのTシャツ。パブリックエネミーのロゴを使ってて、通称”QE”Tシャツって呼ばれてるらしいですね。パブリックエナミーが”PE”って言われてるので。これは初期のものだから結構プレ値がついてるんですけど、MadlibとかMF Doomとかって、そもそも金儲けを目的としてない人たちじゃないですか?そうゆうことを考えてない人たちのレーべルに、プレ値が付くっていうのが面白いしかっこいいです」

メッセージ入りのTシャツ
「これはすごいバランスがいいんですよね。90sのボディなんですが、古着のTシャツって乾燥機をガンガンかけられてるから、XL表記だったとしても小さいのが多くて。でも、これは状態もいいから大きいし、”Don’t tell me you love me,”っていうメッセージも最高ですね。ちなみにな話、ロゴ系のプリントは位置を気にしていて、この位置だからこそ良いと思ってます」

Nolan Ryanの新聞記事のTシャツ
「Nolan Ryanは野球界のレジェンドみたいな人で、実際に90年代に刷られた新聞記事がプリントされています。新聞を出してるのがダラスだから、地元の新聞紙が祝福してるみたいな。それをコピーしてプリントしていて、シンプルにノリの良さがかっこいいし、別にこの選手を知らなくても着て欲しいですね。キレイな状態だけど現行のボディじゃないから、もっと着ていけば古着の味が出てくると思います。ちゃんとコピーライトも入ってるから、拘って作られていますよね」
- Photograph_Ryo Sato
山崎 修也
下北沢駅から徒歩2分ほどのところにある、Arms Clothing Store下北沢店のマネージャー。服はもちろん音楽や映画にも詳しいから、いつもかかっている店内のBGMも気になってしまう。定期的にアップされるスタイルサンプルやブログも面白いので、気になる方は下記のInstagramでチェックしてみてください。
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