FEATUREMOVIE2020.10.21
外に行きたくなる映画
NO.01 Daichi Yamamoto
「変わりゆく世の中まるで紫陽花」「腐ってもお前と同じにはなりたくない」というリリックの通り、常に自分と世の中に向き合い、等身大のリアルなメッセージを発信し続けるラッパーのDaichi Yamamotoさん。これはコロナの自粛期間中に自宅にこもり制作したEP『Elephant In My Room』からの抜粋で、インドアでのアウトプットには、Daichiさんが好きだという自転車や山登り、鴨川のほとりでする友達とのハングアウトなど、日頃の外での活動が欠かせない。レコメンドしてもらった外出したくなる映画は、もしかしたら本作にも影響したかも?
〈作品1〉
『ハニーランド 永遠の谷』
〈コメント〉
「北マケドニアに暮らす孤独な女性を追ったドキュメンタリー映画で、主人公は自然(蜂)と共存してるのですが、最後母が亡くなった時に外で犬に餌をあげるシーンが記憶に残ってます。孤立していく未来が待っていてもそこに居続ける。それを受け入れると言うか、選択肢が他に無い感じですね。それを見て自分の境遇を考えさせられました。外に出て人と関わりたくなる作品です。」
〈作品2〉
『そして僕は猟師になった』
〈コメント〉
「京都が舞台のドキュメンタリーなんですけど、週三日働いて、後は狩猟して生活してる男性の話で、猪を捕まえて棒で叩くシーンが印象に残ってます。切迫した命のやり取りで拳を思わず握ってしまうシーンなのですが、その捕まえた猪の骨で出汁とってラーメンにして家族で食べてるのを見て、自分にはなかなか出来ないけど素敵な形の生活だなと。山に登りたくなりました。」
〈作品3〉
『La haine 憎しみ』
〈コメント〉
「理想と現実が入り組んでで好きな作品です。有名なシーンでDJが団地の一角で爆音でKRS-ONEをかけるんですけど、あの音楽とカメラワークが、映画の中で抑圧された市民の開放を象徴してるみたいで好きです。そんなシーンもカメラが建物を超える直前で終わるので、結局ここからは抜けられない主人公たちを表しているみたいで、その理想と現実が印象に残ってます。Hip Hop聴いて外歩きたくなります。」
- Photo _ Ryo Sato
Daichi Yamamoto
ロンドンでの留学経験の後、現在は地元である京都でアーティストとして活動中。8月にリリースされたEP『Elephant In My Room』の中には、NBAプレイヤー八村塁選手が出演している「リポビタンD」のCMのために書き下ろした「Splash」も収録されている。
RECOMMENDED FOR YOU
-

初コラボで自由に彩られた1足は
”GIRL’S MOVEMENT”の象徴
– Dr.Martens x X-girl –2020.11.17
-

滅多に見ないウシ柄はデザイナーの
生まれ故郷の思い出をのせるように
– BRAIN DEAD –2021.05.14
-

新たな価値を生みカルチャーを創る
両者の根底=開拓者精神に共鳴して
– XLARGE × ニートtokyo –2021.04.13
-

100%スケーターが描く
反骨心から生まれるアート
Steve Olson2023.08.25
-

無限のアイデアと実現するパワーで
時代をつくるアーティストたち
VOL.01
TENGAone2020.05.20
-

トレフォイルロゴと考える
当たり前を守るビジョン
-adidas Originals by Parley-2022.07.1
-

ROOM IS STYLE
ストリートの遊び心を詰めこんで
VOL.04
仕事に繋がる環境作りと
チルアウトできる空間を
Renichi (映像クリエイター / BreatH)2020.05.6
-

ストリートの雄が魅せる新たな一面
伝統に時代の空気感を宿らせて
– NEIGHBORHOOD × JUN INAGAWA –2020.06.18
-

都内から1時間のオアシスで
非日常的なチルな時間を楽しむ
-神奈川県葉山町・一色海岸-2023.08.10
-

今注目したいHIPHOPクルーが
一夜限りで渋谷に集結!
-WWW presents GLOCAL –2023.11.21

